２０１０年夏

寝ている間もガタンゴトン　目指すは銀河の北斗星
窓を流れる流星に　いつしかまぶたは重くなる

念願の北斗星に初乗車！
心地よい揺れに身を任せて札幌まで
・・のはずが思わぬ事態に・・・

上野発19:03	10分前に入線
札幌まで16時間	Ｂ寝台の旅
レストラン	ロビーカー
シャワー	タオルセット420円
Ｂ寝台	カーテン閉めれば個室

シャワーについて

乗車してすぐに食堂車にいる係員の所に行ってシャワーカードを買う。20:30〜21:00を指定。310円。お風呂道具は持ってきていたので買う必要なかったけれど，販売しているシャンプータオルセットのタオルに北斗星のロゴが入っている。これは買わねば。420円。シャワーは６号車に二つ並んである。シャワールームに入ったら扉を閉めてからカードを入れる。すると6分間お湯が出る。途中で一時停止して再び出すこともできる。ただし制限時間は脱衣も含めて30分。ややせわしない気分だけれど列車に揺られながらシャワーを浴びられるなんてぜいたくだ。

雨の福島で長く停車	朝まで動かず炊き出しもらう
運行打切り。降ろされた	新幹線で行けと指定席券くれる
仕方なくはやて号で	八戸へ
白鳥号で	函館へ
青函トンネル	わっぱめしヤケぐい

北斗星　運行打ち切り！

もうすぐ夜11時だ。車窓を流れる風景は名残惜しいがそろそろ寝よう。列車に揺られながらベッドに身を沈められるのもまた夜行ならではの楽しみ。・・福島駅にやや遅れて22:40着。横になって出発を待つ。・・待つ。待てども待てども動き出さない。外は雨が降り続いている。この雨のせいだろうか。車掌のアナウンスもない。まあそのうち動き出すだろう。果報は寝て待て。

明るくなってきた。朝7時。むむっ，昨晩と車窓が変わってないゾ。まったく動いていなかったのか。どーりで静かな列車だと思った。7時半になって車掌のアナウンス。「白石あたりの大雨の影響で東北線が不通となっている。新幹線で行く人は切符の手配をするので申し出るように。今から炊き出しのお弁当を配付にまわります」とのこと。いやだ。せっかく念願の北斗星に乗れたのに降りるなんていや。遅くなってもいいからこのまま北斗星に揺られて札幌に行く！　8時半になって初めてドアが開く。気晴らしにホームに降りてみる。北斗星をあきらめて新幹線に乗り換える人の列が続いている。あーあみんなかわいそうに。せっかく北斗星の旅を楽しみにしていたのにね。ふっと近くに駅員がいる。「いつ動き出しますか？」「あーここで運行打ち切りになると思います。新幹線に乗り換えてください」・・・えー話しがちがう〜

車内でもそう言ってくれればいいのに。Ｂ寝台で一緒に夜をすごした同志たちに声をかけ，急いで降りる支度をする。ＪＲの人も混乱するのは仕方ない。雨のせいなのだから仕方ない。

八甲田山	函館山
函館からは北斗号で	札幌へ
渡島駒ヶ岳	羊蹄山
八雲あたり	雄大な景色
駒ヶ岳を見送り	噴火湾に日が沈む
札幌18:59着。24時間の旅	また乗るよ

払い戻しについて

事故や天候などの事情で特急列車が２時間以上遅れた場合，特急料金が払い戻される。夜行列車も特急なので，払い戻しになった。上野から札幌の特急料金2890円の全額。それだけかと思っていたら，寝台料金の半額も戻しますとのこと。寝台料金6300円の半額3150円も追加で，合計6040円が払い戻された。親切に教えてくれた札幌駅の窓口の人ありがとう。運行取りやめでＪＲとしても痛手を負っているわけなのに。窓口の人に聞いてみたら，その日の折り返し上野行き北斗星も運休とのこと。乗れなかった人も災難だけどＪＲの人もかわいそう。

北大にて

今回の旅の目的は北大で学位授与式に出席すること。
なつかしい学びやをめぐりキャンパスの素敵さを実感。

中央ローン	大野池
古河講堂	ポプラ並木
学舎　環境科学院	会場の学術交流会館
佐伯総長から学位記を受け取る

船のたび

星野道夫が思った「もう一つの時間」とはどんなものだろう。
都会で人が常に何かに追われて過ごす日常に対し
知床でヒグマが勇猛に闊歩する自然の悠久の流れとでも言えるだろうか。
もう一つの時間を感じたくてフェリーに乗った。

苫小牧夕方発	大型フェリーはまるでホテル
パソコンもある	食卓で持ち込み食事も可
マッサージチェア	談話室兼映画館
洋上レストラン	大浴場
エコノミールーム	大洗に向け出港
ブロッケン出現	寝てる間にもう茨城
大洗サンビーチ大賑わい	見慣れた大洗マリンタワー
さんふらわあふらのの旅