Peyto Lake バンフからジャスパーに向かう途中にある。氷河がくだる時に削ってできた谷（Ｕ字谷）にその後、水がたまってできた。針葉樹の深い森に囲まれてなんとも美しいですね。
バンフの近くにあるMt.Rundle　ー＞ バンフはカナダで最初の国立公園。ランドル山の山肌からは、太古の地層を隆起させた地球内部のエネルギーを感じることができる。手前を流れているのはボウ川で、アメリカ大陸グレートプレーンズを東に流れ、ウイニペグ湖に入り、最後にはハドソン湾に注ぐ。全長なんと623kmもある！　さすがアメリカ大陸はスケールが大きい。
	モレーンレイク ロッキーの山々に囲まれてひっそりたたずむ姿は、まさに「ロッキーの宝石」。湖面がエメラルド色なのは･･･ただ砂などの懸濁物質(suspended matter)が豊富だから。それにしても美しい景色です。カナダの紙幣にも長年使われていた風景というのも納得。
レイク・ルイーズに注ぐ斜面　ー＞ 山肌から落ちてくる石が斜面下部にたまっているのがわかります。これは崖錐(talus cone)といい、岩壁の一点に落ちた石がそこから広がって堆積しているので、円錐状になっています。この斜面は30度から40度の安息角になるのが普通です。でも斜面中ほどに植生が入りつつあるところを見ると、今はあまり活発に岩屑の生産が行われていないようです。
	Columbia Icefield カナディアンロッキー最大の氷河、コロンビアアイスフィールド。氷帽といくつかの溢流（いつりゅう）氷河の組み合わせ。面積は325平方kmだが、年々縮小している。手前に降りてくるアサバスカ氷河も、毎年その末端が後退している。コロンビアアイスフィールドから流れ出る水は、東にハドソン湾、西に太平洋、北に北極海へ旅する。
バスに乗って氷上へ　ー＞ アサバスカ氷河の上にバスで行けます。このバス、すごいです。タイヤが。まるで月面車です。乗り心地はいいとは言えませんが、車窓の風景は驚きです。だって日本に氷河はないんですよ。その氷河の上に歩かずとも行けてしまうなんて。
	で、しかもバスを降りられる！　氷河の上に立てる！ 感動だった。